データの持ち運びに便利なUSBですが、持ち運ぶことが多いため水没させたり、ポケットの中に入れっぱなしで洗濯してしまうというトラブルにあったことはありませんか?
会社のUSBにコーヒーをこぼしました。
僕も洗濯してしまって困ったことがあります。
もしUSBメモリを水没させてしまっても正しく対応する事でデータを取り出せる事もありますので、まずはおちついてください。
この記事ではUSBメモリを水没させてしまった時の対処法について紹介します。
水没したUSBメモリはPCに刺さない
USBメモリは、パソコンに差し込んで使用するデバイスです。もし、洗濯したり水没したUSBメモリの内部に水が残った状態で差し込んだ場合、パソコンの中にまで水が入り込む可能性があります。
パソコンなどの電子機器は水に弱い機器なので、USBメモリから入り込んだ水分が原因で故障するとも考えられます。ですので誤って洗濯したなど一度水没させたUSBメモリは再利用を避け、パソコンにも差し込まないようにしましょう。
乾燥させた後も念のためUSBハブを経由して接続するのがおすすめです。USBハブを経由すれば、水が残っているなど、最悪の場合でも被害はUSBハブだけで済みます。で
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きるだけ費用を抑えたいのであれば、100均のUSB延長ケーブルでも代用可能です。
USBメモリから水分を取り除く方法
USBメモリから水分を取り除く方法はいくつかあります。一番簡単なのは、ゆっくり時間をかけて自然乾燥を行う方法です。急ぎの場合別の無水アルコールに浸して水分を飛ばしたり、その他の方法もいくつかありますので紹介します。基本的にはスマホを水没させた時と同じ方法になります。
風通しの良い場所で1週間程度自然乾燥
日の当たらない風通しの良い場所で1週間程度自然乾燥させます。ここで、早く乾かそうとドライヤーなどを使うと本体を傷めてしまいます。ドライヤーなどは使わないようにしましょう。
またUSBメモリを直射日光の当たる場所に放置すると高温になり、変形や変色の原因になってしまいます。乾燥時の故障を防ぐためにも、USBメモリを乾かす時は直射日光を避けて、風通しのいい場所に放置して自然乾燥させましょう。
乾燥剤と一緒に密閉容器に入れて放置
密閉できる容器や袋に乾燥剤と一緒に入れて数日間放置する方法です。具体的にはジップロックに入れて乾燥剤をいれる方法がよく取られます。時間が経つにつれてUSBメモリの水分が徐々に乾燥剤へ移動していきます。乾燥剤の代わりに米や重曹を使う方法もあります。
最近では水没したスマートフォンを復活させる乾燥剤キットも販売されていますので、代用して使うこともできます。
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無水アルコールの中にしばらく浸して水分を抜く
水分をほとんど含まない無水アルコールの中に、水分を含んだUSBメモリを入れると、アルコールと水分が分離します。アルコールは蒸発するので、フタのできる容器に入れて、充分に浸した後、数時間乾燥させます。
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データ復旧業者に依頼する
USBメモリを乾燥させて再度使用できるケースはありますが、確実とはいえません。大切なデータが入ったUSBメモリを洗濯してしまい、どうしてもデータを救出したい場合は、専門業者に依頼する手段があります。
専門業者はデータ復旧に関する知識があるので、水没により破損したUSBメモリ内のデータも復旧してもらえる可能性が高くなります。しかし当然ながら復旧には費用がかかる上、データ復旧の技術や知識も業者により異なるので業者は慎重に選びましょう。
USBメモリを乾燥させる際の注意事項
水没や洗濯して水が入り込んだUSBメモリは、乾燥すれば使えるようになる場合があります。しかし、乾燥方法を誤ると上手に水分が抜けなかったり、USBメモリそのものが壊れたりする場合もあるため、以下の点に注意しましょう。
可能なら外装のケースを外す
USBメモリには、フラッシュメモリの本体部分を覆うためにプラスチック製のケースが用いられています。そのままの状態で乾燥させても、内部までしっかり乾燥できないため、可能であれば外装のプラスチック製ケースを外します。
ただし使用しているUSBメモリによってケースの分解方法は異なり、場合によっては分解できないケースもあるので、無理に取り外しは厳禁です。
水没したUSBは使わない
USBメモリの乾燥が充分になったらUSBメモリをパソコンに接続してデータが無事かどうか確認してみてください。問題がなかった場合はデータを別の場所に移し、水没したUSBメモリは今後使用しないようにしましょう。
一度水没させてしまったUSBメモリは復活して大丈夫と感じても、突然壊れたりする事がありますので以後使わないでください。
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ドライヤーの使用はしない
乾燥機やドライヤー使えば、USBメモリを素早く乾燥させられそうですよね。絶対禁止と言っていますが、実は乾燥機やドライヤーで乾かして完全にUSBメモリを乾かして、再度使用できるようになった事例もあります。
しかし、基本的に電子機器に熱を加えるのは好ましくありません。水分を乾燥させるだけではなく、必要以上の熱が加えられるとダメージを負い故障する可能性も十分あり得るので、ドライヤーは使わない方が賢明でしょう。
まとめ
最近ではデータはクラウド上で保存されていることが多く、大企業などではUSBメモリの使用を禁止していたりする場合もあります。しかしまだまだデータの持ち運びやバックアップとして便利なUSBが水没してしまったら焦らずデータの復旧を試してみてください。
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